清野佳紀委員 大阪厚生年金病院院長、岡山大学小児科名誉教授
片井みゆき委員 東京女子医科大学女性医師再教育センター副センター長
荒田次郎委員 積善会理事長、岡山大学皮膚科名誉教授
西田三千代委員 弁護士 岡山大学経営協議会学外委員
發坂耕治委員 岡山県施設指導課課長
大本佐和子委員 岡山県医師会理事
有田眞知子委員 倉敷中央病院呼吸器内科部長

第1回外部評価委員会
開催日平成21年12月18日(金)
場 所岡山大学病院 管理棟3階 中会議室

学内に於いて成果報告会を兼ねた外部評価委員会を開催。 取組の様子を記録したDVDの放映後、取組代表の片岡講師より成果報告を行うと共に参加コアメンバーからもコメントを発表。 その後、外部評価委員の先生方からご意見を頂きました。病院長、看護部長をはじめとし学内外からも多数のご参加を頂きました。


非常によくやっていらっしゃる。私はよく分かっていますし。 大きなことで言いますと、おっしゃったとおり、この女性を生かすキャリア支援計画というのは全職員に発展すべきなのですね。 やはり男性もすべての職員を含めたキャリアと支援計画であって、公平性が確保されないと女性の中だけで留まっているとなかなかそこで終わってしまう。 例えばコアのメンバーに当然男性も入っていますが、さらに管理職とか事務部長とか引き込んでいくべきだと思います。 それから、こういう1年に1回の外部評価委員会も大事ですけど、うまくいっているのかというためのフォローアップ委員会もいると思います。 毎月程度情報を集めて、我々の病院にはこのワークライフバランス委員会というのを作ってあります。

私どもも2年前からこういう取り組みがトップダウンで始まりました。 MUSCATというミーティングにしろ、シンポジウムにしろ、ロールモデルを見られるチャンスとしては、非常にいいのではないかと、 大学ならではと思っております。できたらここに私たちの病院も参加させていただきたいと思っております。 それから、復職もプログラムとか組んでおりますし、検診センターが入口ではあるのですが、 検診センターから実際のそれぞれの科へ復帰するのはかなりハードルが高い。そこでやはりトレーニングセンターなんかも必要だと思うのですが、 これもやはり一病院としての限界があります。ですから、岡山県の核として大学病院に期待したいのは、このトレーニングセンターとか、 あるいは復職するときのネットワークを通じた病院選択も拡大しますし、そういうことも是非お願いしたいと思っています。

今日まとめてお話をうかがって、非常に目に見えることだけじゃなくて、目に見えない部分でも大きな成果を上げられていると感じました。 私はもともと医師という職業は、女性にとっては最も良い職業の一つだろうと思っております。 ただ実際に職場に出てみると、様々なバリアがあって、 最初に医師になろうと思った使命感とか志が挫折するようなことになっているのではないかと思います。 それを先生方の取り組みによって、克服できつつあるなと思います。 いろんな面からの視点でグローバルな視点を含めた活動が女性の一つの連帯感とか、あるいはモチベーションとか生きがいとかを取り戻す、 そういう機会になっているのが大きな成果だと感じました。

日本医師会でやっている男女共同参画部会というのがありまして、今年は北海道に行ってきたのですが、 そもそも女性がキャリアを続けられない理由の一つには、決して育児や介護ばかりでなくて昇進などのキャリアの先が見えない、 という現状がある、という話が出ました。 そういう中で自分が一生懸命頑張って、キャリアを追求しようというような考えを持ち続けることが女性には難しい社会情勢があると。 それもあるのではないかと。社会全体がその方向に向いてほしいと、その中の一つの重要な役割がこの取組の役割でありますし、 医師会も是非一緒にコラボさせていただきたいと思っております。今後ともよろしくお願いします。

医療の従事者の方と私どものような法曹とか、他の仕事でも働く女性の全分野に関わっている問題だなという風に感じまして、 変わってない部分がたくさんあるということは、基本的な部分は私どもも学外であっても業界外であっても、 支援できることがあるのではないか、私どもの法曹界自体も変わっていかなければいけないし、 それはやはり女性の働き方というものに突き付けられていることでもありますが、男性を含めてみんなでやらないと、 それは女性の生き方だけではなく、みんなで関わっていくものだということを実感いたしました。 働きたい、働いて生きて、人のためになればなお一層いいという気持ちが根底にあるわけですから、 それを実現するために知恵をしぼって組織を作って、人を動かして気持ちを一つにしてやっていらっしゃるというこの取り組みに、 とても敬意を表したいと思いますし、業界外ですけれども、できることがあればさせていただきたいなと思っております。

こういった取り組みを岡山県全体で、色んな形で広めていっていただければ素晴らしいなと思いながら聞かせていただきました。 特に働きやすい環境づくりというものは、最終的には企業文化、病院文化となるように、 そういう全員参加型の色んな取り組みをこれからもやっていっていただいたらと思います。 先ほど清野先生からも、フォローアップ委員会を作ったというお話がありました。 plan do seeと言いますか、改善すべきところを改善し、よくしていくというマネジメントサイクルを上手く工夫されているのだと思います。 そういった工夫をこれからも是非取り入れていただきながら、この岡山大学病院がまず率先して、先頭切ってやっていただいて、 岡山県内のその他の病院もそれに続いて、 広く岡山県全体に取り組みが広がっていっていただければありがたいなと思いながら聞かせていただきました。

企画から実行まで女性医師が中心となって遂行され、現場の声が活かされた素晴らしい取り組みだと思います。 病児保育が実現に至ったことも大きく評価できる点です。 今後、同様の取り組みを行っている大学間での交流ができれば、互いにより一層の発展が望めると思います。
特に優れている点 復職支援システムと取組の周知は優れている。コアメンバーの活動は際立っている
組織面も運営面も具体的で有効な手段を取られていると思いました
MUSCAT WEB・ミーティング・シンポジウムあるいはサポータクラブを通じて縦のネットワークを作っていること (一人ひとりが孤立しないことが大切だと思います)
改善が必要な点 コアメンバーに是非、管理職を入れてほしい。日常、フォロー並びに検証をするシステムがあればよい良い。
清野先生が仰ったことですが、男性も管理職の方も多く入って戴いてお進め下さい。
横のネットワークをもう少し充実させて下さい。
県内他病院の担当者(女性支援を行う人-フレックスタイムの担当者)との連携・ネットワークを作っていくこと。
その他 より岡山県全体(市民も含めて)をまきこんでほしい
今後もよろしく。県医師会とも協力お願いします